＜前半の続きです＞

早々に帰ってきてしまった実家。
在宅ワークが終わった後、電車で向かいました。
ちなみに引っ越し先の家は実家まで2時間ぐらいかかります。
すごい遠いってわけじゃないけど、まあまあ遠い。
途中で人身事故があり、乗換駅までとぼとぼあるきました。

暗い夜道ということもあり、涙がでてきて。
いい年してなさけないなあ、同い年の人はもっとしっかりしていて、強くて。
自分の弱さと、怒りと、孤独と、変な安心感とが入り混じった状態。

実家は広いのですが古く、暗く。
たった一人であることを実感しながら泊まりました。

翌日「話したいことがある」と元夫からチャットが。
どうせいいわけだろう。自分の気持ちばっかりしゃべられて、わからない私が悪いという押し付け。
私の気持ちは理解する気もないといってたくせに、自分は理解してもらえると思ってるのか。

正直、うんざりしましたが、いずれは話合わなければいけないので。
とりあえず実家に来てもらいました。

案の定、気持ちが乱れていた、不安定だった。ついいってしまった。
そんな話ばっかりで。
話の途中にまたケンカしそうになって。

お互いもういやだね、やっぱり無理だね、と話し合い。

これはもう別れるってことなんだろうなと。

元夫は帰ろうとしてました。
もう別れたい、ケンカばかりで消耗したくない、これ以上争いたくない。
そんな気持ちでお互いいっぱいだったと思います。

帰ろうとしているときは夕方近くで。
明かりもつけない実家はほの暗い状態。
昔からあるうちの時計が音を刻んでいたのが聞こえました。

そのとき、涙があふれてとまらなくなってしまい。
更年期かもしれません。

でも、本当に、たった一人になるんだなあ。
その涙だったんだと思います。

子供もいないし親もいなくなってしまって。
夫と思ってた人も離れることになる。

一人なんだ、と思いました。

一人でも生きてる人、楽しんでる人はたくさんいるのに。
どうしても、だめだった。

だまって元夫に背中をさすられながら。
これで離れたら、私の背中をさすってくれる人もいないんだな、、と思いながら。

この決断があってるのか間違ってるのかもはやわかりません。
だらしない、弱い決断と思われても仕方ない。

自分の弱さ、情けなさを思い知りました。

でも、でも。
やっぱり、一人より二人がいい。
そう思ったんだと思います。
その決断を笑う人は笑うでしょう。
馬鹿だと思う人もいるでしょう。

でももはやどうでもいいんです、そんなことは。
私が決めたんですから。

私は、もう私を許すことに、したんです。